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安全性への懸念

マーキュリー・ニュースによれば
 「最近の調査で、量は少ないが遺伝子組み替え作物の種子が一部の主要作物の種子に混入していることが判明した。米国産の農作物が遺伝子組み替え作物によって汚染されている疑いが出ている。遺伝子組み替え作物は米国内では長年認可されてきたが、有機農作物の輸出業者にとっては大問題である。米国の規制では、遺伝子組み替え作物の種子を使った食品に「有機作物」と表示することは出来ない。
しかしバイオテクノロジー業界は、この調査結果は驚くべきことではなく重要でもないとしている。」

また、ホットワイアードによれば
 「遺伝子組み換え作物の主要な生産国としては、米国、アルゼンチン、カナダ、中国が挙げられる。例えば現在、中国で栽培される綿花の半分以上は、遺伝子組み換えが行なわれている。
 ただし、遺伝子組み換え作物の割合がどこまで拡大するのか、という点についてはまだ不透明な部分も多い。遺伝子組み換え作物に対する中国の方針ははっきりせず、また、飢餓に苦しむ途上国が本当に遺伝子組み換え食品による援助を必要としているのか疑問が残るためだ。」
と拡大する遺伝子組み替え農産物に警告している。現物として形のあるものは排除しやすいが、飼料や2時産品は混入のリスクを排除できないとしている。

 米・カナダ産のカノーラ油、オーストラリア産綿実油、米国産コーンスターチなど排除できない混入の現状が進み、さらには、2%しかない米国の有機栽培の食品にEUと日本の消費者が殺到することになる。しかし、そこには、遺伝子組み替え作物の花粉の汚染による混入が1%は含まれていることを示している。
 多国籍アグリビジネスは、特定の農薬への耐性を持つ植物を遺伝子操作で作りだし、農薬と種をセットで販売するビジネスを展開して、北米・南米大陸で成功しました。そして、その勢いをアフリカにもたらそうとしています。昨年6月、恒常的な飢餓に苦しむ、ザンビア政府は数千トンの遺伝子組み換えトウモロコシの受取りを拒否しました。アフリカのいくつかの国は、遺伝子組み換え食品による援助を快く思っていないのが現実である。
 穀物・農作物の多様性は、多国籍アグリビジネスにより世界規模で失われつつあります。そのために、消費者はイニシアチブを取る必要があります。
by c-gear | 2004-02-25 18:55 | この国